インドの小売市場は、2017年の7950億ドル(87兆円)から2020年には1.7兆ドル(187兆円)へと2倍以上に拡大し、電子小売市場は今後年率30%で成長し、2026年には2000億ドル(22兆円)になると予測されています。電子小売市場の浸透度は現在は2%しかありませんが、2026年には12%にまで高まる見込みです。
インドでは伝統的な小売市場は88%を占めていますが、今後、組織化された小売市場は現在の規模である600億ドル(6.6兆円)が2021年には1600億ドル(17兆円)にまで拡大すると見込まれています。
オンラインで購入する人口は現在の9000万人から2025年には3.5億人に拡大すると予想され、組織的な小売市場がデジタルの世界で広がる可能性が広がっています。
規制緩和は進んでおり、単一ブランドの小売業は事前許可を得ることなく100%独資でインド市場に参入できることとなっています。
日本から、無印良品やユニクロがインド市場に参入したということでニュースになりましたが、この背景には、インド小売市場の拡大と規制緩和があります。
(数字はInvest Indiaを参照)
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