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  • 執筆者の写真毛利仁洋

インドの「2020-2021予算案」(6)

財務大臣は、演説の前段を、次のような言葉でまとめています。


本予算案はすべてのインド市民に「暮らしやすさ」を提供することを目的としている。先に紹介した3つのテーマ、「意欲的なインド」「経済的発展」「思いやりのある社会」は「暮らしやすさ」の花束の花々だ。この花束を持つということは、一方の手に汚職のない政策志向の統治、もう一方の手に透明性のある健全な金融部門を持つということだ。


そして、締めくくりに、カシミール語で小さな詩を詠んでいます。

「我々がなすことすべては、この美しい国のため」


次回から、演説の各論をご紹介します。

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