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  • 執筆者の写真毛利仁洋

インドの「2020-2021予算案」(2)

更新日:2020年2月11日

演説は、はじめに、過去の実績の説明から始まります。

いくつかの実績が演説では紹介されています。


・間接税(GST)が、中央政府及び州政府の徴税権が損なわれることなく、全国的に調和的に統一された。

・それによって、トラック運送の時間が20%減った。

・中小企業者や消費者の税負担が減った。

・消費者が得た利益は、1兆ルピーにものぼる。これは全般的な税負担が10%減ったことを意味する。

・標準世帯は支出の4%を節約できることになった。

・直近過去2年間に600万人の新たな納税者が生まれ、6億の税務申告書が提出された。

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農業関連の次は健康・水・衛生です。 ・2025年迄に結核を根絶する。 ・2024年までに各州及び連邦直轄領に2000の内科病院と300の外科病院をつくる。 ・健康医療部門に、6900億ルピーの予算をあてる。 ・クリーン・インディア・ミッションのために1230億ルピーの予算をあてる。 ・すべての家庭に水道を通すために3.6兆ルピーを予算を認可し、2020-2021には1150億ルピーを予算としてあて

各論の第一は農業・灌漑及び地方開発です。 政府は2022年までに農家の所得を倍増する目標に取り組んでいる。 2020-2021の予算は2.83兆ルピーであり、内訳は、農業・灌漑に1.6兆ルピー、地方開発に1.23兆ルピーとなっている。 農業には漁業も含まれており、2025年までに漁獲輸出高を1兆ルピーに増やすという目標も掲げています。

財務大臣は、演説の前段を、次のような言葉でまとめています。 本予算案はすべてのインド市民に「暮らしやすさ」を提供することを目的としている。先に紹介した3つのテーマ、「意欲的なインド」「経済的発展」「思いやりのある社会」は「暮らしやすさ」の花束の花々だ。この花束を持つということは、一方の手に汚職のない政策志向の統治、もう一方の手に透明性のある健全な金融部門を持つということだ。 そして、締めくくりに、

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