毛利仁洋
「BJPのマニフェスト」3
3回目は「インフラ整備」です。
20. すべての世帯に上質な家を提供
21. すべての地方の貧困世帯にLPGガスボンベを提供
22. すべての世帯に電気を提供
23. すべての国民が確実に銀行口座を持てること
24. すべての世帯にトイレを提供
25. すべての世帯に安全な飲料水を提供
26. 2019年12月末までに34,800kmの高速道路を迅速に完成
27. 高速道路を2倍に延伸
28. 都市及び農村においてトイレを整備して汚物を100%回収すること
29. すべての都市及び農村においてトイレを整備すること
30. 再生可能エネルギーの容量を175ギガワットにすること
31. ガソリン燃料に10%のエタノールを混入すること
32. すべての村を光ファイバーで接続すること
33. 第1及び第2階層の都市においてパイプを通してガスを提供すること
34. 水資源管理のため新たに水資源省を設立すること。これにより全体的に水資源を管理し協力体制をとることができる。
35. 150にまで空港の数を増やし空の便をよりよくすること
36. 港湾の容量を年間2,500万トンに増加すること
こうして見てみると、発展途上国特有の項目が並んでいます。
確かに、インドの農村に行けば、携帯電話は持っていても、電気やガスが十分に供給されていないことは容易に気づかされます。都市部でも停電は頻発します。トイレが十分にないというのも長年の課題です。
インド国民の生活レベルを底上げしたいという政策立案者の意図が伝わってくる内容だと思います。
それと同時に高速道路網と空港整備や港湾に投資し、生活及び産業インフラを急速に整備するビジョンがうかがえます。
(参照:BJP-Election-2019)