次の項目は「若者と教育」です。いよいよ2020年から本格的な人口ボーナス期に入るインドにとって、教育と雇用創出は最大の課題と言えるでしょう。マニフェストでは、次のような目標が並びます。
13. すべての中等学校を、「すべての教室に電子黒板を2022年迄に」という「電子黒板運営」のスキームの中に入れること
14.「4年間で総額1兆ドルの資金を高等教育機関に低利融資する」という「教育施設・制度再生計画」の下、1兆ルピーを投資すること
15. 主要経営大学の学生枠の増加
16. 主要エンジニア大学の学生枠の増加
17. 主要法科大学の学生枠の増加
18. 「100万人のインドの子供たちを現代のイノベーターとして育成する」という目標の下、あらゆる地域に10万の創造力を育む実習室を設立すること
19. 新しい「インド北東部における起業家創出」策の下、中小企業を財政的に支援しインド北東部の諸州において雇用を創出すること。
100万人のイノベーター育成という明確な目標が目を惹きます。
イノベーターが起業して雇用を創出するというイメージがマニフェストから照射され、それが実際に2022年以降に実現すると、インドにおいて起業ブームが起きることが予見されます。
(参照:BJP-Election-2019)
コメント